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製作事例

要素開発で必要な瞬発力に対応する即日納期!|ものづくりアイデア特集【#20】

meviy 業務効率アップキャンペーンに応募いただいたお客様に、普段meviyをどのように活用いただいているのか取材させていただきました。

摩擦検証用治具と検査モジュール手動搬送補助部品

製作者:K・Tさま|業種:生産用機械器具製造業、その他の装置機械製造|meviy利用歴:1年以上
担当:開発設計部署にて製品の要素技術の開発・設計。研究・実証実験を行う。機械(メカ)設計・装置設計・治具設計。

摩擦検証用装置 摩擦検証用装置
要素技術の検討の一環として用意した検証環境。錘(おもり)からのウエイト荷重とプッシュプルゲージの引張荷重(摩擦力)から材料間の摩擦係数を算出。アイボルトを引っ張ると測定器に摩擦力の数値が表示される仕組み。
 
錘厚手鋼板(上) 錘厚手鋼板(上)
板金部品のラインナップの中で、安価かつ重量があるSS400の厚手鋼板8㎜を採用。錆防止のため、三価クロメートで表面処理。アイボルト用にタップ穴、固定用に4か所穴をあけ、通し穴(Φ10)を表面処理用に吊り穴としてあけた。
アイボルトはミスミのカタログで購入。
 
meviy FA 利用サービス:meviy FA(板金部品)
材質:SS400
表面処理:三価クロメート(白)|公差指定:一般公差
納期の目安:5日|価格の目安:4,200円
錘厚手鋼板(下) 錘厚手鋼板(下)
上部品と同じ理由で重いものを板金で購入。アイボルトが長いので、上部品の板厚8㎜だとボルトが飛び出してしまう。ボルトをかわすために切り欠きを入れて調整。通し穴は同じく吊り穴用。
 
meviy FA 利用サービス:meviy FA(板金部品)
材質:SS400
表面処理:三価クロメート(白)|公差指定:一般公差
納期の目安:5日|価格の目安:4,500円
検査モジュールに後付けしたハンドル 検査モジュールに後付けしたハンドル
要素試験で検討中の検査モジュールに後付けしたハンドル。ハンドルはミスミのカタログから購入し、モジュールと連結するためのアダプターをmeviyで注文。
 
ハンドル保持プレート(アダプター) ハンドル保持プレート(アダプター)
軽量なものが良かったのでアルミで注文。
作業者の手を出し入れする空間を充分に確保するため、ハンドル固定部と中央部に段差を付け、両端に半円形が残るよう切削。裏面のザグリ穴は、ハンドルの付け根裏にあるネジ切りにボルトを差し込むためのもの。モジュール固定側の突起物に干渉しないように、裏面は部分的なポケット加工を検討したが、エンドミル1発で加工ができ、かつ強度的にも問題なかったので、敢えて端から端まで削ってレールのような形状にした。

 
ハンドル保持プレート(アダプター)裏
meviy FA 利用サービス:meviy FA(切削プレート)
材質:A5052
表面処理:白アルマイト|公差指定:一般公差
納期の目安:8日|価格の目安:8,100円

meviyは価格や緊急度のバランスを見てサービスを使い分け

半導体製造装置 の開発設計部署で要素技術の開発を担当。機械設計をメインとして検証用の装置を製作し、実際に実証実験や検討を進める作業をしています。

今回、meviyで製造した部品は摩擦力を測定するために乗せる錘(おもり)。SS400の8㎜の板金部品を2枚使用します。

鉄の塊を削るだけのブロックでも良かったのですが、「とにかく安くて重いもの」を求めていたので価格のバランスを見て板金を選択しました。

頼んだものは、ちょうど良く想定通り。納期も早く助かりました。

一方、別の検査モジュールで後から「ハンドルを付けたい」という案件が発生し、ハンドルを取り付けるためのアダプターを切削プレートで製造。

両サイドの半円形の削りはハンドル部分に手を入れた際に、できるだけスペースをあけるためのもの。角ができると手を傷付けてしまうかもしれないので、半円形にしました。

設計に拘った箇所が確実に反映されて見た目も恰好がよくなり、満足!
何より、案件の緊急度が高かったので、meviyで頼んで良かったと思います。

設計が終わってからも案件が頻発。急ぎ案件で納期に迫られる

要素技術の開発は、切る、削る、穴をあける、溶かす、等々の要素技術の実験を行いながら、将来的に「作りたいもの」に必要なアイデアや機能を検証、検討して設計開発に進めます。

“いろんなことができる可能性”があるということは、設計完了、手配後もやりたいことが頻繁に発生します。

実験の開始時期の変更はあり得ませんので、結果的に後出しの「やりたいこと」は全て急ぎ案件。そうなるとmeviyは納期が早くて良い。

CAD設計段階で値段を意識して設計するようになる

meviyはサービス開始の頃から利用しています。
初めてmeviyを知ったときは、設計者がコスト感 を意識した設計をするきっかけになる!と感動しました。

CAD設計段階でコストを意識して設計するようになるということは素晴らしいと思います。

それでいうと、設計の初期段階でコスト感を調べたいときにmeviyではアセンブリのままアップロードして複数見積もりができるので、CAD上で簡易的にイメージ(ポンチ絵)を作成して、ある程度具体的な形になりそうだなと予測ができたら、その構想段階でアセンブリファイルとしてまとめてアップロードします。

その時に全て見積もりができなくても、コスト感が分かれば具体的に設計を進めます。実際に注文することを決めたら、単品でアップロードして確定したものを購入する流れ。

コスト感の確認とは別の使い方ですが、単品でアップロードしたモデルが一発で自動見積もりができたら、すごくスッキリして嬉しいですね。

meviyでもいろいろなことを試すうちに、占いのような楽しみ方も(笑)。エラーにならずストレートに自動見積もりができた日は、良い1日!購買意欲も高まります。

急ぎの案件で発生する煩わしい調整業務の必要なし!

要素開発において部品調達には瞬発力が必要。meviyは早い納期に対応できることが大きなメリットになります。

時間削減効果は、2D化作業の削減も含めて約1週間。

実は、社内でも特急でお願いすればmeviyとさほど変わらない納期で実現可能なのですが、購買理由と急ぎになった理由などを説明して購買にお願いする時間や、エビデンスの準備など・・・
そういった他部署との連携に必要な調整業務が発生します。

meviyはその煩わしさが解消されるので、“早い”にプラスして購入のハードルが下がり、利用しやすいことが良い点かと思います。

 

全体評価は10点中8点。納期に関してはいうことなし。
率直にいうと、価格面については買いづらいと感じることも。特に切削プレートはもう少し安いと助かります。

要素開発は主に納期重視ですが、ものによっては価格面で承認が通らない可能性も。
検討いただけるとより利用しやすくなると思うので、今後に期待しています!

課題
  • 検証で使いたい部品が後から急ぎで必要になる
  • 自社加工の場合は他部署との調整や依頼に時間を要する
導入効果
  • 急ぎ案件にも、短い納期で部品調達が可能
  • 特急調達時に発生する調整業務の煩わしさが解消