形状認識のロジックを改善し、微小なうねりは平面カットとして認識、見積回答するようになりました。これにより不要なワイヤーカットで価格が高く表示されたり、それに伴う納期の長期化も防ぎます。
そこで今回、これらの問題に対応するため、形状認識のロジックを改善しました。
表示箇所
スペックの詳細画面に赤枠内のような絵が表示されます。ここをクリックすると、上記のメッセージが表示されます。これで、微小な自由曲面は全て平面とみなされ、研磨加工の場合の見積もり結果を表示します。
先端形状判断のロジック
先端を平面とみなせるかどうかは3点を使ったロジックで自動的に判断されます。先端カット面に、下記のように3点を配置します。この3点から仮想平面が作成されます。この仮想平面と先端形状との誤差が0.03mm以内に収まるときには、先端を平面とみなして見積りを行います。
操作手順
見積結果は、最適化された結果が表示されます。先端を平面とみなす必要がなく、元の3Dデータ通りの形状が必要な場合には、スペック変更画面から操作を行ってください。(先端を平面として見積を行った場合も、表示されている3D CADデータの形状は変更されません。先端加工面に付加されている色は最適化された結果(研磨加工)で表示されます。)
もし「アップロードしてみたけれど、ワイヤー仕上げになっている」という場合は、誤差が0.03mm以上あるということなので、手動でワイヤー仕上げを選択するか、先端部だけ本データの微調整をお願い致します。meviyにも専門の技術担当がおりますので、お困りの際はご相談ください。
価格
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