現場取材・対談

設計・購買担当者必見!働き方改革に役立つWebサービスとは?

価値観の多様化による製品ライフサイクルの短縮化、多品種少量生産は、製造業にとっては避けることのできない大きな潮流です。特にものづくりの根幹となる金型においては、金型製作のリードタイム短縮は重要なテーマとなってきました。

さらに、2020年4月からは時間外労働の上限規制が中小企業にも適用となり、従業員300人以下の事業所数が99.9%を占める*金型業界においても、金型製作に関わる働き方改革が大きな課題となっています。
*出典:日本金型工業会 工業統計(平成29年)

本記事では、金型業界のみならず製造業が直面する課題を整理し、その課題を解消するソリューションをご紹介します。

工場の風景

中小企業にも適用される時間外労働の上限規制

2020年4月から働き方改革関連法の時間外労働規制が中小企業に対しても適用されるようになりました。

時間外労働の上限規制とは・・・・

・時間外労働の上限は、原則として、月45時間・年360時間となり、臨時的な特別の事情がなければ、これを超えることはできなくなります

・臨時的な特別の事情があって労使が合意する場合でも月100時間未満、複数月平均80時間、年720時間)を超えて残業させることはできません

・原則である月45時間を超えることができるのは、年6か月までです
上記を違反した場合には、罰則(6か月以下の懲役または30万円以下の罰金)が科されるおそれがあります。

出典:厚生労働省働き方改革特設支援サイト

 

日本政府による働き方改革がより一層推進され、企業規模を問わずこれまでの働き方が大きく見直されています。

超高精度かつ超短納期が求められる金型業界の実情

製品を量産するために必要不可欠な金型は、安定した形状・品質を維持するためミクロン単位の高い精度が求められます。

近年では、価値観の多様化による製品ライフサイクルの短縮化、多品種少量生産が進み、より短期間での製作を求められることが当たり前になってきています。

そのような中、部品調達の現場においても金型の急な設計変更が発生した時や、量産工程で使われている金型のメンテナンスが必要になった時に、部品を短納期で入手したいというニーズは引き続き高いです。

実際の金型製作の現場では、超短納期で必要な部品が発生した場合、どのように部品手配をしているのでしょうか。神奈川県川崎市にあるプラスチック精密金型メーカー長津製作所の小川様にお話を伺いました。

 

長津製作所
 

長津製作所 小川様

光学部品、自動車関連部品 、医療機器等さまざまな製品の金型を製作しています。急ぎで部品が必要なときは、メンテナンスや設計変更のときが多いです。エンドユーザーからメンテナンスで金型が戻ってきて、点検してみるとピンが曲がっているケースや、成形時にスリーブの穴径が大きくバリが発生したため、センターピン径を変更するケースがよくあります。エンドユーザーが量産を止められない場合は、なんとかして希望の納期までに金型を納めないといけません。

 

 ミスミのカタログ商品では緊急出荷サービス(ストーク)を提供していますが、規格にない形状の場合は社内もしくは加工屋での追加工が必要になります。追加工が必要な部品の場合はどのように対処しているかさらに質問をしました。

 
 

長津製作所 小川さま

どうしても納期が間に合わない場合は、ミスミの緊急出荷サービスでブランクを購入して社内で加工します。以前は近隣に当日発注・当日持ち込みをやっていただけた外注さんがいましたが、現在廃業されてしまい、その手段も無くなってしまいました。忙しい時期と重なると残業や休日出勤して対応しなければいけないこともあります。緊急性の高い部品が必要になることは年に数回と頻度は低いですが、一刻一秒を争う状況なので設計・加工・調達に緊張が走りますね。

 

 金型業界の関係者であれば、このような超短納期で部品を手配した経験は何度もあるのではないでしょうか?

製造業でデジタル化に遅れをとっている部品調達領域

過去には仕事が終わらなければ残業、土日出勤も当たり前という風潮がありましたが、働き方改革関連法が施行された今、少なくとも限られた勤務時間の中で、効率よく仕事を終えることが強く求められています。

 
製造業における効率化というと、工程のデジタル化を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。設計はCAD/CAE、製造は自動化やロボット、販売はEコマースとデジタルに置き換わっています。しかし、部品調達においては、他の工程のようにデジタルに置き換わるサービスがなかったので、デジタル化に遅れをとっています。
調達領域がデジタル化に遅れをとっている

 

その理由は調達より後の工程が2D図面を必要としているからです。自社の製造部門や加工を委託する会社が3DCAD/CAMを導入しておらず、2D図面がないと見積もり・製造ができないと、調達部門は2D図面で管理せざるを得ません。
 

その結果、設計は3DCADですが、図面加工品用に2D図面も作成することになります。さらに、見積もり、製造も2D図面で行われることになり、作図、見積もり、納期待ちといった多くの手間が発生します。

このものづくりの根深い非効率を解消するために、ミスミは3DCADデータをブラウザにアップロードするだけで図面加工品も即時見積もり・発注できるmeviyというサービスを2016年6月に開始しました。

3D設計を導入している会社が知っておきたい”働き方改革”Webツール

作図・見積もり・納期回答待ちの時間を大幅に短縮できるmeviyというミスミのWebツールをご存知でしょうか?

meviyは設計データをアップロードするだけで、AIが価格と納期を即時回答、加工から出荷まで最短即日で実現する製造業における部品調達の革新的なサービスです。

meviyに設計データがアップロードされると、 AIが価格と納期を即時回答します。アップロードされたデータから最適な加工方法を自動選定し、注文と同時に生産が始まるのでカタログ品同様の低コスト・確実短納期で部品を提供します。

 
特注ピンの加工イメージ

特注ピンの加工イメージ

 

meviy 金型部品は、プラスチック金型用のピンや断熱板、スプルー、入れ子など19種の部品に対応しています。これまで必要だった作図作業が大幅に削減されるので「働き方改革」にもつながります。

部品調達のDX(デジタル・トランスフォーメーション)に取り組んだ働き方改革の好事例

先ほど登場した長津製作所様は、meviyサービス開始直後から3Dデータによる部品手配を活用しています。従来は3DCADで金型の設計をした後、標準品はカタログを見ながら型番のリストを作成していましたが、meviyを使い始めてからは部品の3Dデータをアップロードするだけで、型番リストの作成が終わります。

エジェクタピンの見積もり画面meviyの見積もり画面
角エジェクタピンとエジェクタピン37本の型番・価格・納期が表示されている

 
長津製作所 小川様
 「これまではカタログを広げて1本ずつ型番を調べていたので、時間も手間もかかっていました。meviyなら1型分のピンをまとめてアップロードすれば、標準型番と特注型番に変換してくれるので、型番ミスもなくなりました。」
 

また、見積もり結果はCSVファイルでダウンロードすれば型番・価格・納期が記載された部品表が簡単に入手できます。

業務形態ごとのCSVファイルの活用方法

・購買部門があるお客様・・・CSVファイルの必要項目を普段お使いの部品表にコピー&ペーストして、購買部門の方へお渡しください。ミスミのカタログ品と同じ方法で注文が可能です。

・設計者が部品の発注をするお客様・・・お見積もりした商品はmeviy上で注文が可能です。ミスミのカタログ品と同じようにお客様注文番号や商品発送先の指定ができます。CSVファイルをダウンロードすることで、ミスミのカタログ品と一緒にミスミVONAでの注文も可能です。

今まで設計者や購買担当者の手を煩わせていた、2D図面の作成・型番化・見積もり・納期回答待ちという工程においてmeviyを活用することで、部品調達のリードタイムが大幅に削減されDX(デジタル・トランスフォーメーション)が実現されました。

金型特注部品を最短即日出荷!

2020年5月26日からmeviyは製造プロセスから人手を極力省く“デジタルマニュファクチャリング”の推進など、製造工程におけるデジタル技術の追求により、更なる短納期体制を構築。金型部品の中で最も短納期需要が高いエジェクタピンの「即日出荷」を実現しました。

圧倒的時間短縮を提供するmeviyは、「労働時間削減の有効な打ち手」として、日本の基幹産業である製造業の更なる進化に貢献してまいります。

meviyとは?

meviyは設計データをアップロードするだけで、AIが価格と納期を即時回答、加工から出荷まで最短即日で実現する製造業における部品調達の革新的なサービスです。利用者数は40,000ユーザを突破、リピート率は8割を超え、オンデマンド製造サービスにおいて国内シェアNo.1*を獲得しています。
*2019年テクノ・システム・リサーチ調査

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